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2010年2月18日木曜日

夢凧(by松本)

本日、地元の中学校建設予定地にて凧上げを行いました。

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彼は連凧名人の渡辺くんです。
というのは半分冗談で、今回のメインは大凧でした。
以下、その時の様子を紹介します。
少し長くなりますが、ご了承ください^^;

 

 
「皆で日本一大きな夢の凧を作り大空にあげてみたい!」
広島県で実施されている夢配達人プロジェクトの募集された夢の中に、地元の小学生からこのような夢が寄せられていた。
そしてその夢を実現するために白羽の矢が立ったのが、広島大学工学部であった。
さすがに日本一大きいとなると上げる場所の問題や、
引き手が小学生と言うことで安全面の問題もあるので、
約4×5mという大きさの凧を製作することに。
それでも、普段の凧からしてみれば十分な大きさである。
工学部第四類を中心に製作は進められ、第四類に所属するHUESも製作に携わることに。
鳥の技術を活かし、無事に設計・製作を成し遂げる。
そして、凧には
「夢よ咲け」
という希望に満ちた言葉が、小学生たちによって描かれた。
凧上げ当日、つまり今日。
心配されていた雨も降ることなく、曇りというやや肌寒い天候ではあったが程よい風が吹き、凧上げには絶好な日和となった。
夢配達人プロジェクトのスタッフの方々、ライオンズクラブの方々、地元の方々など約180名もの人々が協力し、準備を進めていく。
もちろんわれわれ大学生も、引き手や凧を起こす係を受け持つ。
そして、小学生約140名が到着。
さすがに一度に140人は多いということで、半分に分かれて引き手を担当することに。
風は吹くのだが、なかなか方向が安定しない。
当初予定していた方向では困難ということになり、2,3回凧の位置を変える。
風の方向が落ち着いたところでスタンバイ。
人員の配置も完了し、指令員の旗が赤から白へと変わっていく。
そして最後の一人の旗が白に変わった瞬間、掛け声とともに紐が引かれた……
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「あ、上がった!」
誰もがそう思った瞬間、凧は大きく揺れ始めた。
高度も上がりきらず、浮かび上がらない。
「上がれ!」
小学生からも声が上がる。が、凧は安定しない。
そしてそのまま……凧は地面へと激突した。
ぐしゃり。
嫌な音が響き渡る。
遠くからも分かるほど、墜落の瞬間に歪む凧。
角から地面に落ちてしまったのだ。
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「あぁ……」
駆け寄った人々の目に映ったのは、
ところどころ裂け、骨組が折れた凧だった。
落胆の表情が浮かび、無念の声が漏れ始める。
われわれHUESのメンバーでさえもう無理なのではと思った時、
教授から声が発せられた。
「いや、修理できる。まだ、飛べる!」
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我々だけでなくスタッフの方々も協力し合い、
破れたところをとめたり、折れた骨を接着したりと急ピッチで修理が進められた。
それを見守る小学生。そして、小学生から励ましの声がかかりはじめる。
「頑張れ!頑張って!!」
作業メンバーを風から守ると周りを囲む小学生たち。
声援を受け、それに応える学生たち。
その時、その場は一つにまとまっていた。
「凧を起こしてください」
無事に修理が終わり、再び飛ばす態勢に入る。
凧の足がなかったのが揺れる原因ではないかということで、即席で縄が両端に取りつけられ、スタンバイ。
今度は先ほど引き手になれなかった残り半分の小学生が引き手に入る。
一度落ちてしまった凧、再び飛ぶことはできるのか……
「あっ!」
起こしたとたん、横風にあおられ凧が倒れかける。
あわてて駆け寄る大学生。今度は壊すわけにはいかない!
必死に凧を受け止め、ワイヤーが一本外れるだけで済み、修復もその場ですぐに済ますことができた。
そして、今度こそ……
「それでは、せーのっ!」
凧が起こされると同時に走りだす小学生たち。
「今度こそ上がってくれ」
会場の皆が祈る。
そして凧は風を受け、そして皆の夢を乗せ、空へと飛びあがっていった……
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「やった、上がったっ!」
綺麗に、そして高く、凧は大空へと浮かび上がって行った。
会場に歓声が溢れる。
小学生たちだけでなく、大人たちも思わず飛び上がって喜んでいた。
空に浮かび上がる「夢よ咲け」の文字。
今まさに、大空に夢が咲いたのだ。
そして1分近く飛んだ後、凧は静かに着地した。
駆け寄って喜ぶ小学生たち。思わず拍手が起こり、皆笑顔で笑いあう。
われわれ大学生や大人たちも、それに混ざり喜び合う。
一度は失敗してしまったものの、皆が協力し合い、1つの夢を成し遂げることが出来たのだ!
興奮冷めやまぬうちに、凧上げ名人が小学生たちに声をかけた。
「皆で凧の引きごたえを感じてほしい。皆でもう一度上げよう!」
今度は小学生全員が紐を引く。
自分たちで描いた凧を、自分たちの手で上げる。
そして、凧は再び大きく空へと舞い上がった。
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日本一大きい凧とまではいきませんでしたが、小学生にとっていい経験になったのではないでしょうか。
また、それは我々大学生や大人の方たちにも。
協力すること、諦めないこと、そうすれば夢も叶うんだということを小学生に伝えられたのなら嬉しいです。
テレビ放送も見ましたが、どの局も一回目の映像だけなので残念でした^^;
が、皆が頑張っているところ、小学生たちが喜んでいるところは見れたと思います。
本当に、このプロジェクトに参加できてよかった!
今回のことを、これからの活動に活かせていけたらな、と思います。
夢配達人プロジェクトのスタッフの方々をはじめ、協力してくれた皆さん、本当にありがとうございました。

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